生徒の皆さんへ日本バレエ協会理事就任のご挨拶
先日6月14日付で、当スタジオ主宰の
佐藤崇有貴先生が日本バレエ協会理事に
就任致しました。
今回、アムールの生徒、父兄の皆様に向けてのご挨拶とともに、
メッセージを、お伝えいたします。
ぜひ、皆様もより良いバレエ界の未来の為、
応援、ご協力よろしくお願いいたします。
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私がバレエ界にお世話になり
はじめたのは、中学2年生の時からです。
初役は上野の東京文化会館で
松山バレエ団の白鳥の湖に出演
させていただいたのが始まりです。
役は槍持ちでした。
当たり前の事ですが1幕と3幕、
ずっと立っていましたが、これが辛くて、
立ちながら揺れてしまい清水哲太郎先生に
「崇有貴揺れてるぞ、しっかり!」と、
注意されたのをよく覚えています(笑)
ギャランティーは1日500円×3日で
1500円からスタートでした。
両親は私が少しでもお金をバレエで
稼ぐことが出来たことを物凄く喜んで
いてくれたことをよく覚えています。
バレエ界に携わらせていただきながら
生きてくることができました。
そんな状況のなかで頑張っている
先生方にバレエを教わりながら、
色々な事を教えていただきました。
しかし、それは容易なことでは
ありませんでした。
若い頃は厳しくて辛く、本当にいやに
なってしまうことも数えられない
くらいあり、バレエを辞めようと
思ってしまったこともたくさん
ありましたが、今思えば先生方、先輩方は
さらに大変だったと本当に思います。
天の邪鬼で好きなことしかしない私を
プロのダンサーに育ててください
ましたこと、本当に感謝しなければ
いけません。
バレエはまだまだ社会的にも、
職業としても成り立たせることが、
難しいのが日本の現状です。
そんなバレエ界に少しでも
恩返しをしたいと思い理事に立候補
いたしました。
先生、先輩方から継承し、
後世に少しでも良い形にして
引き継いでいけるよう頑張ります。